アマニ油はオメガ3脂肪酸が豊富で健康に良いといわれていますよね。
実はアマニ油を調理に調理に使う場合、加熱するのはよくないといわれています。
それはなぜなのか、また副作用・正しい使い方についても調べてみました。
この記事でわかることは、
・アマニ油の過熱による危険性はある?
・アマニ油の正しい使い方は?
・アマニ油を使っている人の声
アマニ油を買ったらどのように使えばいいのか知っておくと
とても使いやすくなります。
アマニ油の過熱による危険性はある?
アマニ油は、亜麻(フラックスシード)から抽出される植物油です。
この油は特にオメガ3脂肪酸の一種であるα-リノレン酸(ALA)を非常に豊富に含んでいます。
ALAは人体では生成されない必須脂肪酸で、心血管疾患のリスクを低減する効果があるとされ、
健康維持に重要な役割を果たします。
では、アマニ油の加熱による危険性や副作用はどうなのでしょうか?
体へはどんな影響があるのかもさっそく見ていきましょう。
アマニ油は酸化しやすい
アマニ油は加熱により酸化しやすく、酸化した油は過酸化脂質を生成します。
これらの物質は消化器官や血液循環に悪影響を及ぼすため、加熱調理には向きません。
酸化による影響
酸化は油を古くさくさせたり、風味を悪化させるだけでなく、
有害な化合物を生成する場合もあるようです。
これらの化合物は、体内で炎症を引き起こしたり、様々な健康問題の
リスクを高める可能性があるといわれています。
適切な保管方法は?
冷暗所での保存 アマニ油は光や高温から保護するため、冷蔵庫で保管するのが最適です。
密封容器の使用空気に触れると酸化が進むため、使用後はしっかりと蓋を閉めて空気の接触を最小限に保ちます。
酸化しやすいため、購入後はなるべく早く使用したほうがよさそうですね。
とはいっても量によっては使用期間は長くなることもあるので酸化しないように
注意しておきましょう!
発煙しやすくなる
アマニ油は低い発煙点を持っており、加熱しすぎると発煙しやすくなります。
え?発煙?と思った人もいると思います。
発煙点は約107度C(225度F)で、この温度を超えると油が酸化し始め、
有害な自由基が発生する可能性があります。
アマニ油の発煙点はおおよそ107°Cから121°C(225°Fから250°F)の範囲にあります。
この温度は他の料理用油に比べてかなり低く、例えばオリーブオイルやキャノーラ油の
発煙点が190°C以上であることと比較すると、アマニ油の加熱限界がいかに低いかがわかりますね。
栄養価が減少する
加熱によりアマニ油中のオメガ3脂肪酸が分解されることで、栄養価が大きく減少します。
特にオメガ3は熱に非常に敏感で、過熱はその健康効果を損なう原因となります。
〇高温での加熱
アマニ油は多価不飽和脂肪酸、特にオメガ3脂肪酸(アルファリノレン酸)が豊富ですが、
これらの脂肪酸は熱に非常に敏感です。
高温で調理すると、脂肪酸が酸化しやすく、その結果として栄養価が減少し、
発がん性物質を含む可能性がある過酸化脂質やトランス脂肪酸が生成されるリスクがあります。
〇酸化
アマニ油は空気や光にさらされると容易に酸化します。
酸化した油は新鮮さを失い、不快な味や臭いを帯びるだけでなく、フリーラジカルを生成します。
これらのフリーラジカルは細胞に損傷を与え、炎症や加齢疾患、心血管疾患のリスクを
高める可能性があります。
加熱したアマニ油の摂取
過度に加熱されたアマニ油を摂取すると、変質した脂肪が体内で炎症反応を
引き起こすこともあるようです。
それを考えると加熱は本当に危険ですね。
これは心血管疾患やその他の慢性疾患のリスクを高める可能性があるとも
いわれているようなので注意が必要です。
有害な過酸化脂質の生成
加熱によりアマニ油中の多価不飽和脂肪酸が酸化し、過酸化脂質が生成されます。
これらの物質は細胞のダメージを引き起こし、体内で炎症を促進する可能性も。
有害になってしまうと体内で何が起こるかわかりませんね。
炎症は心血管疾患、関節炎、アレルギー反応など多くの健康問題があります。
栄養価の損失
オメガ3脂肪酸は加熱によって分解され、その健康に対する利益が失われることがあります。
オメガ3は心血管健康をサポートし、抗炎症作用があるため、これらが損なわれると
体にとって重要な保護機能が低下します。
トランス脂肪酸
非常に高温で長時間加熱した場合、トランス脂肪酸が生成されるリスクがあります。
トランス脂肪酸は心血管疾患のリスクを高めると広く知られていますよね。
近年ではかなり避けられている物質です。
フリーラジカルの生成
加熱したアマニ油はフリーラジカルを生成する可能性があります。
フリーラジカルは体内の細胞やDNAにダメージを与え、加齢やがん、
その他の病状のリスクを増大させることが知られています。
フリーラジカルとは?
フリーラジカル(活性酸素)は、酸素が体内でエネルギーを作る過程で発生する不安定な分子です。
電子が不足しているため、他の分子から電子を奪おうとして細胞を傷つけることがあります。
この作用が酸化ストレスを引き起こし、老化や病気の原因になることもあります。
体内にはフリーラジカルを除去する抗酸化物質があり、健康な状態を保つために
重要な役割を果たします。
ビタミンCやE、ポリフェノールなどの抗酸化成分を含む食品が
フリーラジカルの働きを抑えるといわれています。
アマニ油の正しい使い方は?
アマニ油の豊富なオメガ3脂肪酸の恩恵を最大限に受けるためには、正しい使い方をすることが重要ですよね。
使い方や摂取量もみていきましょう。
そのまま使う
さきほどもふれたように、アマニ油は加熱せずに生で使用するのがベストです。
サラダドレッシングやディップ、スムージーに加えたり、冷製スープに少量を加えると良いですね。
我が家でもサラダやお浸しなど温度の低い料理にそのままかけて使っています。
保存方法は
酸化を防ぐためには、アマニ油を冷暗所で保存し、開封後は冷蔵庫で保管することがいいようです。
光や熱、空気に触れると酸化が進むため、容器は密閉されたものを使用しましょう。
摂取量の目安
アマニ油は高濃度のオメガ3を含むため、適量を守って摂取することが大切です。
1日に大さじ1杯(約15ml)が推奨されていますが、それぞれの健康状態や
必要量に応じて調整したほうがいいですね。
〇カロリーとのバランス
アマニ油は高カロリーであるため、全体的なカロリー摂取量を考慮して摂取することが重要です。
小さじ1杯のアマニ油は約40カロリーです。
〇他の脂質摂取との兼ね合い
他の脂肪源からもオメガ3脂肪酸を摂取している場合は、その量を考慮してアマニ油の
摂取量を調整する必要があります。
〇健康状態による調整
特定の健康問題がある場合(例えば、血液凝固障害など)、医師と相談し、個々の健康状態に
合わせた摂取量を決めることが望ましいです。
栄養補助として
アマニ油を栄養補助として利用する場合は、他の食品と組み合わせて摂ることで、
栄養バランスを整えることも可能です。
特にビタミンE豊富な食品と組み合わせると、酸化を防ぎながら健康効果を高めることができます。
アマニ油を使っている人の声
同級生の医者に勧められて、10年以上利用している「日清アマニ油」
— いなぞう (@AtTsurumai) October 8, 2024
使い方は朝イチにトマトジュースにかけるだけ。
長らく税抜600円台で買っていて、この数年700円台になったなと思っていたら、ここ数ヶ月で1000円近い値段になってる(涙) pic.twitter.com/yh3vveLtXk
おはようございます✨
— かばたん (@otIfo9ZHSzW6h3h) November 3, 2022
今朝の体重62.5㎏
MCTオイルが切れたので買いに行ったら、ごっつお高くて
代わりにアマニ油を初購入。使い方としては同じ感じみたいなので
今朝のエスプレッソに入れてみた pic.twitter.com/Xt4PmFlYNi
消化が良くなったと感じています。アマニ油は非加熱で使うので、栄養素が破壊されることなく、そのまま体に吸収されると思います。 30代女性
動物性食品を避けているので、アマニ油はオメガ3脂肪酸を補うのに最適です。毎日のスムージーやサラダに加えています。 40代女性
アマニ油をスキンケアに取り入れてから、肌が柔らかくなり、乾燥が改善されました。食事にも使っているので、内側と外側の両方から効果を実感しています。 20代女性
アマニ油は体にいいのはわかっているけれど、どう使っていいのかわからないという声が
多いようです。
サラダをあんまり家で食べないからアマニ油の使い方がわからない
— ルーア (@lua_grbl) September 30, 2024
アマニ油買ってきたけど使い方がよくわからない〜
— けろ子=ピスタチオ (ΦωΦ) (@Naokind) June 12, 2022
お味噌汁を飲む前に入れてみたり、サラダにかけてみたりと使い方はいろいろあります。
使い方次第で体にどのように効いてくるのかがわかるかもしれませんね。
まとめ
今回はアマニ油の加熱は危険?という内容でお届けいたしました。
アマニ油はフライパンで炒め物をするとか加熱料理には不向きです。
サラダやスムージーにいれるのもおすすめです。
保存は空気に触れると酸化が進んでしまうので注意が必要です。